限りなく透明に近いくらげ

経済学部3年のくらげの日記と、何か考えたことで皆さんに伝えたいことがあれば書く

6月30日 北海道三笠市旧唐松駅舎での思い出

今日から3日間、北海道で現実逃避をしてくる。

初めて北海道(の田舎)に行った時、とても衝撃を受けた。

空気が綺麗なのはもちろん、人と人との距離感もほどよい。(物理的な距離が近いわけではないのに、皆さん心があったかい)

 

去年の8月に北海道に行った時に出会った、忘れられない人の話をする。

私はその時、ドライブをしていた。多分行く先のない行き当たりばったりのドライブであったと思う。

そこで偶々、旧唐松駅舎の前を通った。私は昔秘境駅巡りをするのが好きだったので、興味を持ち、中に入ってみることにした。

鍵は施錠されていて、入ることができなかった。

その時、駅の管理人さんが声をかけてくれて、鍵を開けてくれた。

中には、当時、唐松駅を運営していた人々の写真や、利用していた人々の写真、思い出の品などが残されていた。

管理人さんは、「当時の人々の思いを忘れさせないために、住人で管理しているんだ」と言っていた。

その話を聞いて、現地の住人の結束力の強さに胸を熱くした。

その後、管理人さんに他のイベントに誘われたのだが、日程が合わず、参加することができなかった。

 

人の温かさを忘れてしまった時、みんなそんなに仲良くないのに大きな街で人が敷き詰められているのを見た時に、この時のことを思い出す。